2020.07.20

サブスクビジネス-3つのフェーズ-

皆さま、こんにちは。最新マーケティングを取り上げる毎日ブログ53日目です。

今回は「ユーザーのニーズに合わせて進化するサブスクビジネス」について3回に分けてけて取り上げます。以前にも紹介しましたが、今回はサブスクリプション(サブスク)型サービスを時系列に整理していきます。

〈3つのフェーズ〉

サブスク1.0は「商品の購入」に対し定額料金を支払うサブスクです。

商品買い切り型、従来からある商品・サービスの料金体系が定額制になっているものです。例えば、新聞や雑誌の定期購読に電話や水道のインフラサービス、コンタクトレンズの定期便などがサブスク1.0にあたります。新聞の購入は都度購入するよりもまとめて購入した方がお得です。一方型のサービスです。

サブスク2.0は「商品の利用」に対し定額料金を支払うサブスクです。

商品・サービスを「購入」するのではなく「利用」するサービス形態です。利用期間中の料金が月額制でプランも複数用意してあることが多く、ユーザーの好みでプランが選べます。例えば、AmazonプライムビデオやNetflixなど映画配信サービスであれば月額を払っている間は映画が見放題、Photoshopは契約していれば随時アップデートされるソフトウェア系などがあります。現在最も多く使われているサービスではないでしょうか。

サブスク3.0は「ユーザーの嗜好に合わせた商品の購入」に対して定額料金を支払うサブスクです。
ユーザーのその時々のニーズに合わせたサービス提供ができます。消費者ひとりひとりの利用・消費状況を把握し理解し、消費者目線で提案します。ネットを通じて利用履歴を把握するだけでなく、商品の利用状況をデータとして収集し、人工知能(AI)等を使って解析して、ユーザーの消費状況や好みを分析します。先進的なサービスですが、情報社会の現在において次世代マーケティングとしては欠かせないものになるでしょう。


新しいビジネスモデル

が多くの業界・業種に広がり、市場が拡大し続けている理由は、ユーザー側とサービス提供者の双方に現在の時代に沿った価値観や市場環境に合ったメリットがあるからです。明日は双方のメリットについて見ていきます。