2020.09.04

ワーケーションという新しい働き方の選択肢

皆さま、こんにちは。愛幸毎日ブログ80日目です。

本日のテーマは「ワーケーション」です。

ワーケーションとは2000年代に米国で生まれた、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語です。リゾートなどの環境のよい場所で、休暇を兼ねてリモートワークを行う労働形態を指すことが多いです。現在ワーケーションを導入している企業はほんの一握りです。そこでテレワークとの違いとメリットを紹介します。

〈ワーケーションとテレワークの違い〉

インターネット環境を利用して仕事をする点でテレワークと似ていますが、働く場所と目的に違いがあります。

テレワーク

働く場所:自宅やサテライトオフィス
目的:感染症対策、生産性の向上、ワークライフバランスの実現、
オフィスコストの削減

ワーケーション

働く場所:宿泊先のホテルや帰省先の家

目的:休暇を取りやすくすること、リフレッシュを図ること


〈メリット〉

  • モチベーション向上

仕事以外の時間を休息地でゆったりと過ごしたり、家族との時間を作ったりとメリハリのある時間の使い方ができます。

  • 効果的な仕事ができる

短時間に限定的に仕事をすることで、かえって効率的に業務をこなせるという効果が期待できます。いつもと異なる環境で仕事をすることで、新しい発想やアイデアが得られる可能性もあります。

  • 有給休暇が取りやすくなる

旅先などから仕事ができれば、必要最低限の業務をこなしつつ休暇も楽しむなどフレキシブルな対応ができます。企業にとっては従業員の有給休暇取得率の改善につなげられ働き方改革対策に有効というメリットもあります。

またボランティアに積極的に参加できたり創造的発想の促進になったりと、働き方の選択肢が広がります。


最近では政府がワーケーションを「Go To キャンペーン」の次に推し進めようとしていますが、テレワークもそこまで浸透していない日本においては支持されにくい働き方です。

また、仕事とプライベートを完全に切り離して考える傾向があるのも日本人の働き方の特徴もあると言えます。そして日本の労働環境において、有給休暇が取りにくいのも現状であるため、旅先でのテレワークはまだまだハードルが高い働き方です。

コロナ禍が終息しないとなかなか導入できませんが、これが受け入れるようになれば、従業員と企業側の双方にメリットがもたらされるようになるでしょう。。