2020.05.22

人の移動に変革をもたらすMaaS

皆さま、こんにちは。今日も曇りですね。

今週末の日曜日はやっと太陽がでてきて暖かくなる予報だそうです。太陽が恋しく、早く洗濯物外に干したいですね。

今回は【テクノロジートレンド】から「MaaS(Mobility as a Service :マース)」をピックアップします。MaaS は、ICT を活用して交通をクラウド化し、公共交通や運営主体にかかわらず、マイカー以外のバス、電車、タクシーからライドシェア、シェアサイクルすべての交通手段によるモビリティ(移動)を 1 つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ 新たな「移動」の概念です。利用者はスマートフォンのアプリを用いて、交通手段やルートを検索、利用し、 運賃等の決済を行う例が多いです。すでにヨーロッパでは本格的な取り組みがスタートし、日本でも鉄道会社や自動車会社などが中心となって研究が始まっています。(参考:日立ソリューションズ・クリエイト)


〈MaaSの事例-外国-〉

フィンランド

MaaS先進国と知られるフィンランドは運輸通信省の支援のもとマース・グローバル社が立ち上げ、「ウィム(Whim)」というMaaSアプリサービスを2017年から首都ヘルシンキで実用化しました。ヘルシンキ市内の公共交通機関をはじめ、タクシーやレンタカー、カーシェアリングなどが統合したサービスです。

Whim」は、出発地から目的地まで複数の経路を提案し、ユーザーが経路を選ぶと、その経路に含まれる移動手段をすべて予約することができます。

決済方法は、月額制と一部月額制に加え、ポイント購入による利用ごとの決済から選択できます。

サービス開始後、ヘルシンキの公共交通の利用割合は48%から74%へ増加し、マイカーの利用率は40%から20%へ減少したそうです。

(参考:日経XTRENDデジタルトランスフォーメーションチャンネル)

ドイツ

ドイツの大手自動車メーカーDaimler(ダイムラー)は、子会社である「moovel(ムーベル)」を通じて、公共交通機関やタクシー、カーシェア、レンタサイクルなどを統合し、都市交通をシームレスにネットワーク化するサービスの開発に2015年から取り組んでいます。出発地から目的地までのルートを検索・提案し、選んだ移動手段の予約・決済までアプリで一括して行うことができます。支払い方法はApple PayやGoogle Payといったオプションの選択肢も揃っています。また、NFC・Bluetooth・QRコード・バーコードなど、主な非接触技術にも対応しています。リアルタイムで交通状況が把握できます。

(参考:https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2001/16/news062.html)

〈MaaSの事例-日本国内-〉

・JR東日本

JR東日本は、SuicaのID番号とクレジットカード情報を登録することで、タクシーやシェアサイクルなど複数の交通手段を利用できるMaaSアプリ「Ringo Pass」を1月16日よりiOS端末向けに提供開始しています。Android版は開発中。このアプリは、SuicaのID番号とクレジットカードを紐付けてシェアサイクルやタクシーなどに利用が拡大できるものです。現在利用できる範囲はタクシーは東京23区 + 武蔵野市・三鷹市のkmタクシー、大和自動車交通、シェアサイクルは全国のドコモ・バイクシェア直営ポートとなっています。

日本のような複雑な公共交通機関網が張りめぐらされた国でMaaSを実現するには、それぞれの公共交通機関が持っているデータをどう共有し一元化するかなどの課題が多くあります。またMaaSの開発は一企業や単独の組織にとどまらず、法整備や社会基盤も含めた大変革が必要です。また私たちにも、一物一価を超えたマーケティング力が問われます。

しかし5Gのサービス開始やビッグデータの活用といった技術の進歩とも相まってMaaSは今後日本において大きく発展していくと思われます。

日本では都市部の若年層を中心に、車を所有しない人が増えています。マイカーを持たない人たちにとってとりわけ利便性の高いものとなっていくでしょう。

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