2020.06.03

広がるエシカル消費の動き1

皆さま。こんにちは。

今日は蒸し暑いですね。晴れて30℃近い気温になるそう。

さて今回は2020年のトレンド【エシカル消費】について全3回に渡りお話します。

「エシカル」とは英語で直訳すると、「倫理的」という意味です。根底には一般的な定義が流れているものの、現代の「エシカル」は特に「人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動」のことを指します。「地域の活性化や雇用なども含む、人や地球環境、社会に配慮した消費やサービス」のことを「エシカル消費」と言います。

1回目は「エシカル消費」に対する意識です。



〈エシカル消費活動〉

消費者庁は、以下の5つをエシカル消費の代表例として挙げています。

  1.  人  ・・・ 障がい者支援につながる商品
  2.  社会 ・・・ フェアトレード商品、寄付付きの商品
  3.  環境 ・・・ エコ商品、リサイクル製品、資源保護等に関する認証がある商品
  4.  地域 ・・・ 地産地消、被災地産品
  5.  動物福祉、エシカルファッション

参照:消費者庁「〜あなたの消費が世界の未来を変える〜

〈海外においてのエシカル消費の意識〉

情報誌「Ethical Consumer」が1989年に創刊されたこともあり、 そうした消費行動全般を指すエシカル消費という言葉が使われるようになり、その後欧米を中心にエシカル消費の動きが広がりました。今日、紅茶の80%、粉コーヒーの50~60%、チョコレートの50%、バナナの33%が何らかのエ シカルの第三者認証(エコラベル、フェアトレード、オーガニック等)を受けており、主流化しつつあるといいます。

[参考:消費庁 海外における倫理的消費の動向等に関する調査報告書]


エシカル消費の広がりは、ベジタリアンや、より厳格な菜食主義を実践するヴィーガンの増加も挙げられます。特に欧米の若い年齢層で、自分の健康のためだけでなく、環境や動物福祉のために菜食を志向する人が増えています。英調査会社IGDが2018年に発表した調査結果によると、ヴィーガンの食生活を実践、また は菜食を食生活に取り入れたい(肉食を減らしたい)と考える人は、18-24歳で最も多く7割に達しており、その理由として最も多いのが、環境や動物福祉のためとなっているそうです。

〈エシカルに対する日本の意識〉

日本においての「エシカル」志向の広がりは海外に比べると遅くはじまったばかりです。2014年5月に一般社団法人日本エシカル推進協議会が発足しています。

フェアトレードの市場規模(2014年)をみると、約94億円 であり、全世界の市場規模約8300億円の1%強に過ぎず残念ながら先進国の中で非常に低い水準にある。フェアトレードの認知度についても、英国、 オーストリア、スイス、アイルランド、ドイツ、スウェーデン(スコア順) では8割を超えているのに対し、我が国では消費者の認知度は22%とまだま だ低いのが現状である。

消費庁「倫理的消費」調査研究会取りまとめ 



都道府県別でみると徳島県では、「エシカル消費自主宣言」を県の企業に協力を呼びかけ、京都府では子供たちに向けたワークショップを展開しています。

少しずつではありますが、消費を通じて環境,人や社会,地域における社会的課題を解決する動きが見られています。

また、

  • 地産地消で地域の活性化に繋がる消費
  • 伝統工芸品の購入

は「エシカル消費」の一環でありはじめるに簡単な手段です。

習慣

ネットやSNSの普及で無数の消費者の意思が集約され、産業や社会に対してこれまでにない大きな発信力・影響力を持つようになってきています。こうした環境変化を考慮しながら企業活動をしていくのが新たな「習慣」になるでしょう。明日は「エシカル消費」に対する企業の取り組み方を見ていきたいと思います。

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