2020.11.11

2021トレンド予測から考える消費者のニーズ③-サスティナブル-

皆さま、こんにちは。愛幸ブログ106回目です。

今回は特集3回目、話題のサスティナブルに注目したいと思います。
(参考:日経XTREND〈2021年ヒット予測ランキング〉

今ではニュースや雑誌、ドラマまでもSDGsを取り上げています。日常生活でこのロゴを見かける機会が増えたと思います。2021年もサスティナブルブームは続くと見られ、持続可能な社会づくりを意識した商品やサービスが私たちの生活の当たり前になってくと思います。

(参考:外務省 JAPAN SDGs Action Platform


〈サスティナブルプロジェクト始動〉

サスティナブルは様々な業界で取り入れられ、各企業は新しいライフスタイルを提案しています。

・ファッション

「ネオグラフィック」

労働者と環境に配慮した「WRAP認定工場」で生産されたニットアイテム。

株式会社ネオグラフィックは人と環境に配慮したサステナブルエシカルファッションをライフスタイルの一部にする、トレンド性と着心地にもこだわったRe:EDITのサステナニットシリーズを発表しました。ファッションから社会と未来を変えていくことをコンセプトに、労働者の安全と環境に配慮をしているWRAP認定工場での生産を積極的に行っています。日常生活で取り入れやすいファッションアイテムは、着るだけで環境保護に貢献できることから一歩を踏み出しやすいプロダクトだと思います。

・シャンプー

「Diane(ダイアン)」

人気ヘアケアブランド「Diane」からもサスティナブルシャンプーが登場しました。

96%リサイクルプラスチックボトルの実現や、動物実験の禁止、アップサイクル原料の使用など、地球環境のことを考えビーガン基準のフルネスシャンプーになっています。フルネスというのは、髪や頭皮を美しく健康に導くだけでなく、心も気持ちよくヘルシービューティーになるということ。

本体容器にもこだわっていて、96%リサイクルプラスチックのボトルを使用しています。サスティナブル商品が増加する中で、環境にも優しい上にプラスアルファでダメージケアができ美しくなれるというこだわりや付加価値が重要となっていくでしょう。

・衣料品回収

「BRING™」

日本環境設計株式会社のプロジェクト。2007年の設立以来、リサイクルしたい企業と消費者をつなげる活動のほか、再生繊維の開発・製造、リサイクルコンサルティング等の事業を通じて、循環型社会の実現に取り組んでいます。

BRING™は、繊維製品を地球の資源へとリサイクルするために、様々な企業同士が連携し取り組むプロジェクトです。日本では年間およそ147万トンもの衣類・繊維くずが廃棄されており、これらの多くが焼却もしくは埋め立て処分されています。BRINGはそのように不要になった衣類や繊維製品を、生活者の協力を仰ぎながらリサイクルにつなげています。

服から服、プラスチックからプラスチックに、ワーキングユニフォームなどのユニフォームを素材やパーツごとにリサイクルし自動車素材などに新しく生まれ変わらせることができます。


これまでは国や地方自治体、大企業が先進的に取り組んでいるイメージでしたが、これからは日常の一部として欠かせなくなります。

つくる側とつかう側それぞれの役割と責任を求められる時代、100年後も豊かで活力ある未来をつくるためサスティナブルは今後も生活中心として機能していくでしょう。

次回は2021年にサスティナブルプロダクトとともに注目されるであろう、「昆虫食」を特集します。