2020.11.16

2021年トレンド予測から考える消費者のニーズ④-昆虫食-

皆さま、こんにちは。愛幸ブログ107回目です。

今回は特集4回目、「昆虫食」を特集します。
昆虫と聴くと敬遠されがちですが、実は人口増加による世界の食糧危機、地球温暖化による自然環境の危機を救うためのスーパーフードとして注目されているんです。日経トレンディヒット予測ランキングにもなんと第5位に“コオロギフード”がランクインしています!

では昆虫食はどのようにして日本の食生活に入り込んでいるのでしょうか。
話題になっている背景を探ると“女性”をターゲットにした戦略がありました。

〈昆虫食の自動販売機〉

昆虫専門の自動販売機は東京を中心に全国で展開しています。

東京上野のアメ横には“TOKYO昆虫 From アメ横”というポップのカラフルな自動販売機が2台あります。価格は450円~2700円、食用昆虫のコオロギ、タガメ、タランチュラ、イモムシ、サソリ、カブトムシを詰めた缶詰が並びます。

商品の中身は、昆虫を素揚げし塩を振っただけのポテトチップスのようなものだとか。最近では中野ブロードウェイにも設置し、新しく面白いモノへの関心度が高い若者を中心にバラエティツールとして購入されることが多いそうです。

今年新しくなった渋谷PARCOに出店したことでも話題のジビエ居酒屋「米とサーカス」が、秋葉原に「MOGBUG」(モグバグ)という昆虫食自動販売機を設置しました。機体はピンク色で、パステルカラーを使ったかわいらしいパッケージの商品を展開しています。女性が手に取りやすい商品であり、SNSにアップして話題になりイメージアップを目指していることがわかります。

(参考:昆虫食自販機が都内でひそかに増加中 女性向けに特化した商品も )



〈無印良品のコオロギせんべい〉

無印良品が発売したコオロギせんべいが密かな人気になっていることをご存じでしょうか。

コオロギはたんぱく質が豊富なだけでなく、アミノ酸・鉄分・ビタミンなど栄養素が豊富で忙しい現代人の食生活を補ってくれます。素揚げですと手を伸ばしにくいですが、粉末にしてせんべいの見た目になると昆虫食初心者でも手にとりやすく美味しいと話題です。


昆虫食先進国のフィンランドを訪問し情報収集、昆虫食研究の最先端を行く徳島大学と協業し原料から製品の製造までを日本国内で一貫する体制を確保しました。こうした食に関する安全性や無印良品のブランドのおかげで、食材としてのコオロギに対する認知度が高まっています。

またコオロギせんべいのパッケージはコオロギを主張することなくイラストもない、他のお菓子と同じように商品棚に陳列してある。無印良品と言えば健康にうれしい商品が多いため、ナチュラルな生活を意識した女性や安心した食品を取り入れたい家族層などに次世代おやつとして取り入れられるでしょう。


〈これからの昆虫食〉

この他にもコオロギを100匹つかった「ANTCICADA(アントシカダ)」のコオロギラーメンや世界中の昆虫食を販売する通販サイト「Bugs Farm(バグズファーム)」がクラウドファンディングで多くの支持を集めたコオロギコーヒーの販売をスタートするなど、昆虫食は次々と登場しています。今後も市場拡大していくと見られます。皆さまも一度試してみてはいかがでしょうか。

しかし昆虫はカニやエビなどの甲殻類に近いといわれており、甲殻類アレルギーを持つ人には食物アレルギー発症の可能性があります。アレルギーをお持ちの方は注意してください。

環境に優しく栄養価が豊富で次世代のスーパーフードと注目される昆虫食ですが、やはり多くの人は“虫を食べる”という抵抗感が強く一歩を踏み出せないのが現状です。昆虫のイメージの払拭、昆虫を食べていると思わせないようなマーケティングなどが今後の課題となるでしょう。
フィンランドのようにおいしく環境に配慮した昆虫食が日常に馴染む日もそう遠くはないかもしれません。

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